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ミネラル&ビタミンの単独摂取は、オススメできません!

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ミネラル不足が原因と思われる症状に、単体のミネラルだけを多く摂ることで、引き起こされるさまざまな疾病が報告されるようになりました。

「(独)国立健康・栄養研究所」は「カルシウムを摂取して骨が強くなった、という報告はありません。しかし、マグネシウムを多く摂取したら骨が強くなった、という報告はイスラエルで発表されています。」と発表しています。

つまり、ミネラルは何かのミネラルが多すぎても、少なすぎても、また単体摂取のみでも問題が起こってしまうことを指摘しています。

例えば、骨の形成や骨粗鬆症と言えばカルシウムの摂取と考えますが、骨には、カルシウムやナトリウム(細胞外ミネラル)とマグネシウムやリン、亜鉛(細胞内ミネラル)などのミネラルも蓄えられています。そして、これらのミネラルは骨以外の細胞や血液中にも存在していて、不足すると、骨を取り崩して使う仕組みになっています。

この時に、カルシウムだけとか、マグネシウムだけを取り出すのは不可能で、他のミネラルも大量に出てしまいます。だから、カルシウムだけを補給すると、ミネラルバランスは崩れて健康な骨は作れません。

ミネラルバランスの仕組みは、「細胞外」と「細胞内」にある体液のバランスが大きく関係していて、主要ミネラルや微量ミネラルが、細胞内外を出入りすることで、健康が維持されています。

例えば、虚血性心疾患の死亡率についての調査でも、食事中のカルシウムとマグネシウムの比率が高くなると死亡率が多くなることを明らかにしています!(相対的にマグネシウムが少ない食事は死亡率が高い)

1970年代に入ってからの調査報告は、それまでのミネラル不足に対する単体ミネラル摂取(補給)ではなく、ミネラルバランス・複合摂取(補給)の効果を明らかにしています!!

そして今では、ミネラルは複合的にバランスよく摂取すると、さまざまな病気の予防につながる生理機能(体の組織や働き)が改善されることがわかってきています!!

つまり、人の体は単体のミネラルではなく、複合ミネラルを必要としているということです!また、ビタミンも単独で働くよりも、互いに働きあって相乗的に効果を作るミネラルが存在します。

例えば、ビタミンDの機能をより効率よく得るためには、まずカルシウム、次にマグネシウム、ナトリウム、銅、セレンが必要です!

このようにミネラルは体のなかで、他のミネラルやビタミンと極めて親密につながって、お互いに助け合って生理機能を維持しています。

だから、安易に、単独のミネラルを合成のサプリメントで摂取することは、おすすめできません!