自己免疫疾患

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免疫には、体にとって邪魔な異物を排除しようとする働きがあります。例えば、体外からの細菌やウィルス、あるいは体内でできたがん細胞などです。

しかし、体内に入る異物を全て排除しようとすると、食事をすることもできなくなります。そのため過剰に反応しすぎないようにすることも免疫です。

ここがおかしくなると花粉、ほこり、食物などにまで過剰に反応してアレルギーになったり、自分の細胞を攻撃してしまう自己免疫疾患と呼ばれるものになったりします。

さらに免疫・神経・内分泌(ホルモンなど)はお互いにバランスをとっているため、免疫のバランスが狂うとその他もバランスを欠いていきますし、その他がバランスを欠いたことが原因で免疫がおかしくなることもあります。

西洋医学の治療は、主に過剰反応を抑えるステロイド剤(副腎皮質ホルモン剤)や、免疫抑制剤が使われますが、これによってもう一方の免疫(異物を排除しようとする働き)も抑えられるため、体にはとても負担になります。

体には自然治癒力が備わっていて、このように免疫のバランスが崩れたときには元に戻ろうとする力が働きます。過剰反応を無理に抑えるのでなく、できるだけその自然治癒力を引き出し、両方の免疫のバランスを取り、同時に不快な症状(痛みなど)を和らげながら改善へとつなげていく方法をご提案いたします。