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生ごみからわかること。

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これは、京都市が生ごみを調査結果のグラフです。

京都市は平成4年以降、5年に一度、家庭で出る生ごみの詳細な組成調査をしています。生ごみには、調理くず、食べ残し、その他が含まれています。

食べ残しは全体の38%を占め、さらにその半分以上が手つかずの食品となっています。手つかずの食品の中身は、現代の食生活を反映して、パン類、菓子類、調味料等が多く、肉類や魚介類(加工食品を含む)なども多くみられます。

また、手つかずで廃棄された食品のうち賞味期限表示のあるものを細かくみると、賞味期限前のものが約1/4,賞味期限後1週間以内のものが約2割、これだけで、手つかず食品の約半分を占めています。

では、この食べ残しや手つかず食品を廃棄することでどのくらいの費用が無駄になっているかというと、1世帯(4人家族を想定)1年間65000円の費用が掛かっています。

日本全体では、いくら掛かっているでしょう。京都大学名誉教授の高月先生の調査データによると、残飯による食生活の損失は11.1兆円!!!!になるそうです。

なんと、農業・水産業の総生産(12.4兆円)とほぼ同じ額なので、国内で作った食料をそのまま捨てているようなものです!!!

なぜ、こんなもったいないことが、起こるんだろう?

私は、食べ物にこだわっています。こだわっているものは決して安くない。こだわったものを作っている農家や食品会社は真面目に取り組んで頑張っている。だから、食べずに捨てることなんかできないし、絶対に食べたい。

だって、命が喜ぶから。

食べるものを粗末にすることは、命を粗末にすること。

もっと、口に入れる物に関心をもってほしいな。